2019.11.07 / 健康・美容
アカモクの名前は、「赤い藻屑」として海を漂う様子に由来すると言われています。
なんとも特徴的な名前ですが、実は、「●●モク」と呼ばれる海藻は、アカモクの他にもたくさんいるのです。
以前紹介した、シダモク や タマハハキモク も「●●モク」の仲間なのですが、今日はそんな仲間たちの中から「ノコギリモク」を紹介します。
ノコギリモクも、アカモクと同じく、ヒバマタ目ホンダワラ科に分類される海藻のひとつ。
名前のとおり、のこぎりのようなギザギザした葉が特徴です。
本州の東北地方太平洋岸以外の地域と九州・四国に分布している海藻だそうです。
アカモクが北海道の一部の海域以外に分布していることを踏まえると、ノコギリモクの分布域は少々狭い印象を受けますね。
しかし、分布している地域だけで比べるのはもったいないです。
なぜならば、ノコギリモクは水位20mくらいまで生育しているから。
●●モク の仲間のなかでは、比較的深いところでも見られる海藻なのです。
ちなみに、基本的には食用にならない海藻です。
アカモクがたった1年の寿命しかないのに対し、ノコギリモクの寿命は長いもので9年と言われています。
しかも、ノコギリモクは大変生命力が強いので、「藻場」を形成する海藻として注目されています。
これまでの記事でも紹介しましたが、「藻場」は海の生き物を守る大切な海藻群落。
海中生物の隠れ場所や産卵場所になったり、光合成をして海中に酸素を提供したり、水を浄化したりしています。
近年「藻場」が減少している現状を受け、寿命が長いノコギリモクに活躍してもらおうと、繁殖に取り組む自治体もあるようです。
「のこぎりのような歯をした藻屑」という名前のノコギリモクのご紹介でした。
藻屑と呼ばれても、藻場形成に注目を浴びているノコギリモクは、近年スーパーフードと注目されているアカモクに通じるものがありますね!
これからも「●●モク」の仲間をどんどん紹介していきますよ!
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