2019.08.29 / 健康・美容
古くから東北地方で「ギバサ」と呼ばれて食されてきたアカモク。
地方によっては「ギバサ」「ナガモ」「ぎんばそう」などと呼ばれてきました。
「アカモク」という名前自体の知名度は上がってきましたが、それでも、別の名前で呼びなれている人はそのままの名前で呼びたくなりますよね。
今日は、「アカモク」という呼び名に親しみが持てるように、ちょっとした豆知識のご紹介です。
さて、突然ですが、
みなさんの食卓に並ぶアカモクは何色ですか?
おそらく、1番多いのは「緑」という回答だと思います。
それなのに「ミドリモク」や「アオモク」でないのはなぜなのでしょう?
実は、アカモクは、食べるための下ごしらえとして「茹でる」と、色が変わって緑色になるからなのです!
アカモクはもともと海の中では、フコキサンチンという色素の影響でオレンジ色をしているんですよ。
しかし、熱が加わるとフコキサンチンが失活して、隠れていた緑色の色素が鮮やかに出てくるようになります。
ちなみに、栄養が豊富な成熟期のアカモクは、茹でても色が変わりにくいので、オレンジっぽい色をしています。
アカモクの「アカ」が、海中での見た目の色にちなむのはわかりましたね。
それでは、アカモクの「モク」はどういう意味でしょうか?
実は「藻屑(もくず)」の「モク」なのです…!
アカモクは1年生で、芽吹いてから1年以内に枯れてしまう悲しい宿命があります。
秋から冬にかけて生長し、暖かくなると配偶子を放出したあとは、枯れて海水面を漂う運命なのです。
アカモクの「モク」は、そんな悲しい運命を背負った最後の姿、海を藻屑となって漂う姿から名付けられたそうですよ。
しかし、そんな悲しい運命のアカモクにも「モク」の称号を共にする仲間がいるのです。
これまでアカモクのそっくりさんとして紹介したこともある
のほか、
など、「モク」の仲間はたくさんいるんですよ。
ちなみに、ここで挙げた「モク」の仲間は、アカモクと同じ「ヒバマタ目」に分類されます。
アカモクの仲間についても、また別の機会に紹介しますね。
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