2018.05.25 / 健康・美容
最近になって、テレビや新聞でよく目にするようになった「アカモク」。
でもそんなアカモクと私たちの間にはずっと長いお付き合いがあったというのはご存知ですか?
潮干なば 玉藻刈りつめ 家の妹が 浜づと乞はば 何を示さむ
(しおひなば たまもかりつめ いへのいもが はまづとこはば なにをしめさむ)
概訳:潮がひいたら「玉藻」を刈り集めなさい。
家で待つ大切な人が浜のお土産をねだった時に何をあげるというのですか。
こちら、山部赤人(やまべのあかひと)の詠んだ句のひとつです。
7世紀から8世紀にかけて編纂された万葉集に収録されています。
さて、この句に詠まれている「玉藻」って一体なんなのでしょうか。
「玉藻」は「藻」を表現する言葉の一つで、特定の海藻を指すものではないのですが、一説では「アカモク」の仲間を指すのではないかと言われています。
アカモクは ホンダワラ という海藻の仲間なのですが、この種類の海藻はたくさんの浮袋がついており、それが「玉藻」という語の由来という説があるのです。
いろいろな呼び名で親しまれているアカモクですが、かなり歴史のロマンを感じる食材です。
アカモクのご購入はコチラで!