現在、正式な学術名ではアカモク、東北地方では古くから「ギバサ」と様々な名前が存在します。それぞれに所以があり、漢字でアカモク→赤藻屑、ギバサ→銀歯藻と書くことから転じて、今の呼び名になっていったということです。

東北地方、特に日本海側ではアカモクは冬の必需品だった！？

古くから、日本の各地で食されていた（地域によってはその強烈な繁殖力から邪魔者扱いされていたことも）アカモクですが、特に日本海側の東北地方では昔から好まれて食べられていたようです。その理由としては、寒さ厳しい東北の冬では、野菜が育たない、貴重な栄養源として期待されるのが海藻類なわけですが、その海藻類も日本海側では、その荒波のせいで昆布、ワカメなどは育たない。そんな中、厳しい環境でもすくすくと育つことのできる、アカモクが好んで食べられていた、ということだそうです。

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