2019.07.01 / 健康・美容
スーパーフードとして近年注目を集めているアカモクは、テレビや雑誌などで紹介され、一躍有名な海藻となりました。
そのアカモクは他の海藻類に比べて栄養成分がケタ違い!
また、その栄養成分は、体にももちろんいいものばかりで、食べ続けることで風邪知らずになれるかもしれません。
ここでは、アカモクの栄養成分と風邪に対して期待できる働きについてご紹介します。
目次
アカモクはワカメやひじきなどの海藻類で、旬は3月~5月。
最近では、TV番組や雑誌などで美容・健康によいスーパーフードとして紹介され注目を集めています。
そのアカモクは、栄養価が非常に高いことが注目の理由なんです。
ワカメと比較すると、カリウムは1.6倍、鉄分は5.2倍、カルシウムも1.2倍
と非常に栄養が高いことがわかっています。
海藻類にはフコイダンが含まれることは知られていますが、アカモクに含まれるフコイダンはめかぶの3~5倍と言われており、加熱しても含有量はほとんど変わりません。
また、海藻類は食物繊維が豊富なことでも知られていますが、アカモクはその海藻類の中でも群を抜いた食物繊維を含有しており、ほぼナンバーワンの海藻といえます。
フコイダンは免疫力をアップする働きがあり、体内にある白血球の免疫細胞の中のマクロファージやナチュラルキラー細胞(NK細胞)などを活性化するといわれています。
マクロファージは体外から入ってきたウィルスや菌を食べる働きがあり、入ってきた菌やウイルスの情報を他の免疫細胞に知らせるという働きもします。
また、ナチュラルキラー細胞は体内でウイルス感染した箇所があると、そこでウイルスを攻撃し、体を守る働きをします。
どちらも白血球に含まれ体の免疫をアップさせるためには欠かせない物質です。
アカモクに豊富に含まれるポリフェノールは野菜などにも多く含まれています。野菜などの植物が自分自身の身を害虫などから守るために備えている栄養成分です。
ポリフェノールを持つことで、ウイルスや有害物質が体内に入っても強力な殺菌作用や抗酸化作用によって撃退できるようになっているのです。
風邪は万病のもとといいますが、季節の変わり目には、体調を崩しやすくなるものです。
家族の中で1人が風邪をひけば、他の家族にもうつってしまうため、とても厄介ですよね。
風邪予防には普段からの食生活を見直すことも大切。
そこで、役に立つのがアカモクです。
風邪予防によいとされる食材に免疫力をアップするアカモクをプラスαすることで、風邪予防になりますよ。
タンパク質は免疫細胞の材料となるものです。だから、日々の食事でタンパク質は必ず摂り入れたいものの1つ。
ダイエット中にも高たんぱく低カロリーといいますね。
代表となるのが鶏肉です。低カロリーかつ低脂肪でタンパク質を多く含んでいます。
さらに、鶏スープにすると、抗酸化作用の高いアミノ酸のカルノシンやアンセリンも摂れます。
冬には水炊きや鶏鍋をして野菜もたくさん取れ、体も温まる食事を摂る方も多いですよね。これは免疫力アップのスーパー料理です。風邪をひきそうなときにも食べておきたいものですが、そこにアカモクをプラスすることで、さらに免疫力がアップします。
免疫力をアップするフコイダンとポリフェノールを豊富に含んだアカモクは風邪予防にもバッチリな食材なんです。
風邪予防のために免疫力をアップするアカモクはとても体にいい影響を与えてくれる海藻です。
しかし、いくら気を付けていても、気温の寒暖差やストレスによる免疫力の低下は現代社会で生活していれば避けられませんよね。
結果、体調不良になってしまうのも仕方がないのかもしれません。
そこで、体調不良になってしまったときや風邪をひいてしまったときにオススメの食材をご紹介しますね。
まずは風邪をひいてしまったときに、摂ってほしい栄養素を5つご紹介しますね。
・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンB1
・クエン酸
・タンパク質
これらの栄養素は、免疫力を高めてくれたり、病原菌と戦う抗体の材料になったり、体力を回復するためのエネルギーを作る効果が期待できるものです。
体調不良や風邪をひいている時に、これらを全部考えて料理するのはとても大変なので、簡単に作れたり、コンビニでも手に入る料理をご紹介しますね。
おかゆは消化に優しく体も温まります。病原菌と戦うとエネルギーを消費して、消化機能が低下してしまうのですが、おかゆはそんな時にぴったりの食べ物です。
卵を1つ落として玉子がゆにするとタンパク質も同時に摂ることができます。
梅干しを加えれば、クエン酸を摂ることができます。
おかゆと同じように消化のいい食べ物です。
すぐにエネルギーに変わり風邪など病原菌と戦う体を応援します。
ねぎをたっぷり入れて食べるとネギオールという殺菌作用のある成分やビタミンAに変わるβカロテン、ビタミンCも摂ることができます。
卵を入れて食べるとタンパク質も摂れますね。
他にはとろろを入れると、とろろの消化を助ける働きによって、より体に優しく食べることができます。
体温が下がると免疫力も低下します。風邪の時には温かいスープで体を温めてあげると効果的。
生姜に含まれるジンゲロールは体を温める働きをしてくれるので、生姜スープにするとより体を温めることができます。
ネギと鶏肉を入れると、タンパク質とβカロテン、ビタミンCも摂ることができますよ。
これらの食事は、アカモクとも相性のよい食事です。
アカモクに含まれるフコイダンによって免疫力がアップする働きが期待できるため、一緒に食べるようにしてください。
のど越しもよいので、風邪で喉が痛いという時にも食べやすいのがポイントですよ。
風邪や体調不良の時にはヨーグルトもオススメです。
腸活という言葉がブームになりましたが、腸には免疫細胞の70%が存在すると言われており、腸を元気にすることが免疫力の向上にもつながるといわれています。
朝はヨーグルトを、夜はお鍋などにアカモクをプラスして、風邪予防や、体調がなんとく良くないなという時に食べてみてくださいね。
健康な食事で健康な体を目指していきましょう!