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海藻と海草の違いって?実は明確な違いがあります!

2018.10.18 / 健康・美容

アカモクをはじめ、わかめやひじき、めかぶなど、私たちの食卓に並ぶ「カイソウ」。

漢字に変換しようすると、「海藻」と「海草」が”それっぽい”感じで出てくるのですが、これって、誤表記なの??どっちの表記でもいいの?

片方が漢検2級レベルなのに対し、もう片方は小学校1年生でも書けるレベル。どっちの表記でもいいのならば、なるべく簡単に済ませたいですよね!

 

しかし、残念ながら、ここには明確な違いがあります。

 

意外と知らない?「海藻」と「海草」の違い

では、それぞれどう違うのか解説しますね!

アカモク 海

まず「海藻」

この語が表すのは、文字通り「海に生える藻(も)」です。

コンブ、ワカメ、テングサなど、私たちの食卓に並ぶお馴染みの「カイソウ」の大体は、この「海藻」になります。

 

そして、もう一方の「海草」

これは「海中に生える種子植物」を指します。

海草は、陸上の草花と同じように、根、茎、葉があり花を咲かせて種子で繁殖をします。

代表例がアマモ、スガモ、ウミヒルモです。

基本的には、私たちにとっては食用にはなりません。

 

ちなみに「海草」は、「海藻」と同音なので区別するため「うみくさ」と呼ばれることもあります。

「科学」と区別するために「化学」を「バケガク」と読むのと同じですね!

 

 

「海藻」か「海草」かを見分ける方法は「根」がヒントになります。

海藻にも根のような部分をもつものもありますが、これは栄養吸収のための器官ではなく、岩に固着するためのものです。(仮根と呼ばれることもあります)

しかし、海草の根は泥中であっても、しっかりと根を広げているので、両者の根を見比べると分かりやすいです。

 

アカモク は結局「海藻」?「海草」?

アカモクは… 海藻です!!

海中では、まるで直立しているアカモクですが、実際は、浮き袋の役割を果たす「気胞」のお陰で浮いているだけ。根や茎がしっかりとあるわけではないのです。

アカモクがよく海面を漂っていたり、浜辺に打ち上げられたりしている理由は、このように「ただ岩に固着しているだけ」という性質があるからなのかもしれません。

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