2019.02.26 / 健康・美容
≪先史時代編≫
日本列島が大陸から地形的に切り離されたのは紀元前1万年前といわれ、それから日本人は海に囲まれた風土で生きてきました。私たちの祖先たちが海にもぐり、魚や貝そして海藻をとり、食すようになったのは容易に想像がつきます。
日本人と海藻の関係史をさかのぼると、縄文時代・弥生時代にはすでに身近なものであったことが分かっています。
島根県出雲地方の猪目(いのめ)洞窟では、縄文・弥生時代の遺物の中から貝殻や魚の骨とともに、アラメやホンダワラなどの海藻の一部が発見されています。また、青森県の亀ヶ岡の泥炭遺跡(縄文時代晩期)からはワカメなどの海藻が出土しています。アカモクもこのホンダワラ科に属するので、私たちの祖先も口にしていたかもしれません。
祖先たちが、海藻を食する重要な目的の一つは、塩分の補給源としていたことと考えられています。 また、その他に内陸に住む狩猟人との間の物資の交換手段として、乾したホンダワラや ヒジキなどの海藻が使われていました。
いまでこそ 科学が進歩し、海藻の栄養素や有用性が分かりつつあるなかで、日本人はすでに生活の一部に海藻を位置づけて、うまく活用していたのですね。
[ シリーズ : 日本人と海藻の関係史② ]
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