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「アカモク」と「めかぶ」ネバネバ海藻を徹底比較!

2019.05.11 / 健康・美容

ネバネバ食材といえば、納豆、山芋、モロヘイヤ、オクラ、なめこ……といったものを思い浮かべると思います。海藻類の中では、当サイトがご紹介している「アカモク」や、「めかぶ」などがあります。こういったネバネバ系の食材は、そのどれもが身体にいいというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

しかし、ネバネバというだけで本当に身体にいい食材かどうかはわかりませんよね。またネバネバ食材という部類で一括りにしていますが、実際はどれが健康的要素として優れているのかもわかりません。

そこで今回は、ネバネバ系海藻類の中でも近年注目を集めている「アカモク」と、そのアカモクにとてもよく似ている「めかぶ」の違いを比較しながら、ネバネバの秘密や健康的要素についてご紹介していきたいと思います。

すごい海藻!「アカモク」

ギバサ・ギンバソウ・ナガモ

アカモクは、ワカメ、コンブなどと同じ褐藻類(ヒバマタ目ホンダワラ科)に分類される海藻です。栄養塩が豊富な浅海が生育に適し、食用とされるものは主に晩秋から春にかけて育ちます。生長期には7メートル以上にも育つ、非常に強い生命力があります。また地域によって名称が変わることも特徴の一つです。

〇秋田県:ギバサ
〇山形県:ギンバソウ
〇新潟県:ナガモ

と呼ばれ、食べられています。

アカモクは邪魔な海藻「邪魔モク」

秋田県地域では、アカモクが海藻として好まれており、その人気は海藻と言えば「ギバサ」と言われるほどです。

というのも、日本海側の海域では厳しい冬の季節風の影響から風波が強いため、ワカメやコンブなどが育ちにくく海藻が希少なものでした。そんな悪い環境であってもアカモクはしっかりと育つので、秋田県では昔から食用として珍重されてきたと推測されています。

一方、ワカメやコンブなどの海藻が豊富に育っている宮城県地域では、アカモクは食用とされてきませんでした。

それだけにとどまらず、流れ藻として刺し網や養殖施設、漁船のスクリューに絡むなど、害を及ぼすことから、漁師さんたちの間では「邪魔モク」と言われ厄介者扱いされてきました。そのため食用ではなく、藻くずとして畑の肥料に用いられてきたのです。

神事の道具

アカモクは、神聖な儀式に使われています。宮城県の塩竈市にある鹽竈神社(塩釜神社)には、海水を煮て塩をとる方法を教えた神・塩土老翁神が祀られています。釜神社には、積み重ねた海藻に海水をかけて煮詰め塩を採るという藻塩焼きという神事があり、その際にアカモクが使われているんです。食べ物だと思っていたものですが、地域によっては神事にも使われているんですね。

アカモクは美容と健康の食品として大注目!

アカモクは、その名や存在を知らない人が多いかもしれませんが、秋田県など地方によっては、古くから食されてきました

一部の地域ではありますが、アカモクは日頃の食卓に味噌汁の具材や酢の物として並ぶような身近な食品なのです。

しかし近年、ミネラルや食物繊維、ポリフェノールなどが豊富に含まれていることから健康食品として注目され、次第に人気が出てきているんです。その栄養価は「海のスーパーフード」と呼ばれるほど高いものなんです。

特に、アカモクのネバネバに含まれる「フコイダン」という成分には、

〇免疫力の向上
〇健胃作用
〇抗アレルギー効果
〇肝機能向上

などへの働きが期待されています。

アカモクを食べるだけで、美容と健康への働きが期待できるんです!

水質浄化作用によって水をキレイに

海藻が茂る場所のことを藻場と呼びますが、アカモクの藻場は赤潮の原因になる窒素やリンといった栄養分を吸収する働きがあります。

その働きによって、赤潮のプランクトンのえさである窒素やリンがなくなるのでプランクトンの増殖を妨げられ、結果として海水をキレイにするのです。

また、アカモクの藻場は海流を穏やかにするので微小な浮遊物質を海底に落としてくれます。さらに、直射日光を遮るので水温が安定し、が産卵したりえさをとったり、住み家とするのに最適な環境を与えてくれるのです。

アカモクは、海水浄化を果たすことや人々の健康に寄与することから、「植えてよし、食べてよしのスペシャルな海藻」として認められてきています。

古くから食べられてきためかぶ

「めかぶ」は、アカモクに比べてあまりにも私たちの耳に馴染みすぎており、誰もが知っている海藻ですよね。めかぶは、褐藻綱コンブ目チガイソ科の海藻の一つで、「ワカメの根元部分」なんです。

つまり、ワカメです。この事実は知らない人が多いのではないでしょうか。

古代から食されてきた海苔ですが、めかぶはそれに次ぐものとして珍重されてきました。各地の風土記にも「海藻根」という名前で記録されているほどです。

栄養豊富な海の食材めかぶ

ワカメの根元にあるめかぶは、アカモク同様にネバネバ成分である「フコイダン」が含まれています。めかぶを食べればアカモクと同じように、「免疫力の向上」「健胃作用」「抗アレルギー効果」「肝機能向上」という働きが期待できるようです。

まためかぶには、ミネラル、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ヨウ素といった栄養素が豊富に含まれています。その上、カロリーが低くヘルシーな食材です。

やはり海藻類は、健康食品として高いポテンシャルを持ち合わせているんですね!

アカモクとめかぶを比較してみよう!

こうして見てみると、アカモクとめかぶには、

〇古くから日本近海に存在していた
〇ネバネバ成分はどちらも「フコイダン」

といった共通点があることがわかります。しかし、違いもたくさんあるんですよ!

アカモクとめかぶはココが違う①:「歯ごたえ」

見た目も箸で取った感触もよく似ているのに、食べれば違いがよく分かるんです。

〇アカモク→「シャキシャキ!」
〇めかぶ→「コリコリ」

全然違う歯ごたえなんです。食べ物の歯ごたえって重要ですよね。好みの分かれるところですが、あなたはどちらでしょうか。私は断然アカモク派です!

アカモクとめかぶはココが違う②:「フコイダンの含有量」

ワカメの根元にあるめかぶですが、ワカメと比べると不飽和脂肪酸など数倍多く含むまれているという有能なデータがあります。これはフコイダンについても同じです。ところが、アカモクの含むフコイダンの量は、めかぶと比べてさらに数倍多いんです

アカモクの圧倒的な有能さがよくわかかりますね!

アカモクとめかぶはココが違う③:「知名度と購入しやすさ」

アカモクもめかぶも同じネバネバ海藻ですが、知名度では圧倒的にめかぶが上です。当然、知名度が低いアカモクよりもめかぶのほうが多く流通しているので、まだまだアカモクを販売しているお店は多くありません。

しかし、今その成分の効果にどんどん注目が集まっているアカモクですから、その差が縮まり知名度を抜く日も遠くはないのではないでしょうか。

まとめ

今回は、見た目がよく似た海藻である「アカモク」と「めかぶ」の違いを比較しながら、ネバネバの秘密や健康的要素についてご紹介しました。やっぱりネバネバ成分は身体に良く、健康的要素が多分に含まれるものでしたね。

ぜひアカモクを知らないという方や知っている方も、ぜひ食べてみてください。有益なことしかありませんよ!


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